倉庫を建設できる用途地域は?倉庫業や自家用の違いも解説

倉庫の建設を計画されているなかで、候補地が法的に建設可能な「用途地域」に該当するかどうか判断がつかず、お困りではありませんか。
用途地域の制限は複雑であり、事前の確認を怠ると、せっかく土地を取得しても建築確認が下りず、計画の白紙撤回を余儀なくされるリスクがあります。
本記事では、倉庫業倉庫と自家用倉庫の違いを明確にしたうえで、それぞれが建設可能な用途地域や、法規制をクリアするためのポイントについて解説します。
法的なトラブルを未然に防ぎ、スムーズに倉庫建設プロジェクトを成功させたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。
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倉庫業倉庫と自家用倉庫などの種類

倉庫建設の用途地域を検討するにあたり、まずおさえるべきなのが倉庫の種類についてです。
はじめに、「倉庫業倉庫」と「自家用倉庫」という2つの違いについて、解説していきます。
倉庫業倉庫の定義と要件
倉庫業倉庫とは、寄託された物品を保管し、その対価として保管料を得ることを目的に運営される事業用の施設です。
事業として運営するには、倉庫業法に基づき国土交通大臣の登録が必要となり、計画段階から制度面の確認が欠かせません。
登録時には欠格要件に該当しないことにくわえ、継続的に事業をおこなえる運営体制や信用面の整備が求められます。
さらに、施設面では耐火・防火区画、防湿、防犯などの基準を満たす必要があり、あわせて倉庫管理主任者の配置も必要です。
ただし、保管する物品の種類や倉庫の規模によって求められる要件が異なるため、早い段階で整理しておくことが重要です。
自家用倉庫の特徴と規制
自家用倉庫は、自社の原材料や製品などを一時的に保管し、日々の業務を円滑かつ効率的に進めるための施設です。
他者の物品を預からず保管料も発生しないため、原則として倉庫業法の登録は不要であり、比較的計画を立てやすい点が特徴といえます。
ただし、関連会社や取引先の荷物を長期にわたり保管する予定がある場合は、寄託に基づく責任保管か、保管に対する対価を得ているかなどの実態から、倉庫業に当たらないか注意が必要です。
保管対象や期間、費用の取り扱いを契約書や社内ルールで明確にしておくと、後々の確認や見直しもスムーズになります。
くわえて、主たる事業との関係を整理し、付随施設としての位置付けを明確にしておくことが重要です。
用途地域選定への影響
倉庫の区分は、建設地の用途地域判断や土地選定、事業計画の前提に大きく影響します。
倉庫業倉庫は独立した事業所とみなされやすく、住宅系の用途地域では建築が難しいケースが多くなります。
一方で、自家用倉庫であれば工場や店舗の付属施設として計画でき、必要な保管量に応じた柔軟な配置が可能です。
ただし、規模が大きい場合は用途制限を受けるため、将来の3PL展開も見据えて工業系地域を検討すると安心です。
初期段階で都市計画図を確認し区分を整理しておくことで、設計や申請の手戻りを防げるでしょう。
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倉庫業倉庫が建設可能な用途地域と許容条件

前章では、倉庫の分類について述べましたが、事業としておこなう場合は法的制限が厳しくなります。
ここでは、倉庫業倉庫を建設できる用途地域について解説します。
原則許可される用途地域
倉庫業倉庫は、トラックの出入りや荷さばきが多いため、物流動線を確保しやすい地域が適しています。
主な候補としては、「準工業地域」・「工業地域」・「工業専用地域」などの工業系エリアが中心です。
くわえて、幹線道路沿いの準住居地域や商業地域と近隣商業地域でも、条件次第で計画できる場合があります。
これらの地域は業務施設の立地を想定しており、インフラや土地利用の面で調和しやすい点が特徴です。
用途地域にくわえ、保管物や稼働時間も整理しながら候補地を検討すると、判断がしやすくなります。
制限と設計時の注意点
用途地域の条件を満たしていても、建ぺい率や容積率の上限を守った設計が前提となります。
同じ工業系地域でも上限は異なるため、希望床面積から逆算し、将来の拡張余地も考慮して敷地規模を決めることが重要です。
また、運用面では、トラックの転回や待機場所を確保し、荷さばき場を屋内化して作業効率を高める工夫が求められます。
保管物に応じて防火区画や防湿仕様を選び、点検しやすい通路を確保しておくと安心です。
設計初期から用途地域にくわえ、道路幅やインフラ容量を確認し、将来の増築も見据えた計画を立てましょう。
許可申請の流れと相談
計画が固まったら、まず自治体の都市計画担当に相談し、用途地域の指定内容や建築用途の適合性について、最新の情報を丁寧に確認します。
次に、造成や区画整理を伴う場合は、対象規模に応じて開発許可が必要かどうかを、早い段階で整理しておきましょう。
建物内容がまとまった段階で設計図書を作成し、建築基準法に適合するかを審査する建築確認を申請して、着工へと進みます。
なお、倉庫業として運用する場合は、登録要件を踏まえた図面や設備仕様を準備し、完成後の手続きまで含めて見通しておくことが大切です。
消防署や道路管理者とも事前に情報を共有し、専門家と連携して段取りよく進めることで、工期調整や修正対応もしやすくなります。
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自家用倉庫の建設可能な用途地域と注意点

ここまで、倉庫業倉庫が建設可能な用途地域について解説しましたが、自己利用の倉庫についても確認が必要です。
最後に、自家用倉庫を建てる際の用途地域や、規制について解説していきます。
住宅系地域での建設条件
自家用倉庫は、店舗や事務所のバックヤードとして、主たる建物に付属する形で計画する場合、住宅系地域でも検討しやすい傾向があります。
第一種住居地域は、住環境を守りながらも、一定の業務用途との共存が認められている地域として、位置付けられています。
このような地域では、自社利用に限られ、規模も周辺環境と調和していれば、自治体確認を前提に計画から建築確認まで比較的スムーズに進められるでしょう。
一方で、独立した敷地に大規模な倉庫を設ける場合は、用途の扱いが変わるため、初期段階での確認が不可欠です。
主用途を整理したうえで自治体に相談し、将来の荷量増加も見据えて余裕のある土地を選ぶことが重要です。
防火設備などの追加要件
住宅地で倉庫を建てる場合は、消防法や建築基準法に基づいた防火対策を丁寧に講じることが、安心して運用するためのポイントとなります。
建物規模に応じて、防火戸やシャッターなど火の広がりを抑える設備を、用途や運用方法に合わせて計画的に検討しましょう。
火災時の延焼を防ぐためには、保管量やレイアウトに応じた防火区画を整備し、安全性を高めることが欠かせません。
また、敷地条件によっては壁面後退が求められ、防火地域や準防火地域では、外壁や開口部の仕様にも制限がかかります。
設計者と消防署が早期から協議を重ねておくことで、完成後の点検や日常管理もスムーズに進めやすくなります。
近隣への配慮と環境対策
自家用倉庫は業務を支える重要な施設である一方で、周辺地域と良好に共存するための配慮が、計画全体の価値をさらに高めます。
着工前には、工事期間や工事車両のルートを丁寧に説明し、近隣の方に安心感を持ってもらう姿勢が大切です。
運用時は、搬入出時間の配慮やアイドリング抑制を徹底することで、騒音や排気への影響を抑えられます。
また、敷地内に待機スペースを設けて路上駐車を避ける計画とすれば、周辺の交通環境にもより配慮できます。
緑化や照明、排水計画を総合的に整えることで、長期にわたり安心して利用できる施設となるでしょう。
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まとめ
倉庫建設では、他人の物品を預かる倉庫業倉庫か、自社利用の自家用倉庫かによって、必要な登録や規制の違いを理解することが重要です。
法的制限が厳しい倉庫業倉庫は、準工業地域などの工業系エリアが適しており、住宅中心の地域では建築が難しい傾向があります。
一方で、自家用倉庫は条件次第で住宅系地域でも建設できるため、防火対策や近隣配慮を徹底しながら運用するとスムーズに進めやすくなります。
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